豪雨・土砂災害の体験から学ぶ｜今こそ知るべき地域防災のリアル

私の地域の豪雨災害体験と被害の実態

私は豪雨や土砂災害を経験した地域に住んでいます。幸いにも私の家は被害を免れましたが、数百メートル先では大きな被害が発生しました。普段車が通る道路が川のようになり、土砂が堆積して動けなくなった地域もありました。

家が水に飲み込まれ、床下浸水や壁が壊されて水の流れが家の中を突き抜ける様子を目の当たりにしました。被災した方々は茫然自失の状態で、火災保険しか加入していない人も多く、その無力感がひしひしと伝わってきました。

最近の九州を襲った豪雨災害でも、「45年ここに住んでいるけど、こんな雨は初めて」といった声がSNSで多く見られました。私の住む地域でも市議会議員が「60年住んでいるが、これほどの豪雨は初めてだ」と語っています。

線状降水帯などの異常気象は、どこで発生しても不思議ではない状況です。過去の常識にとらわれず、常に備える必要があります。

土砂災害が起きると、「この地域の土壌が悪い」「山の近くに家を建てたから」といった指摘がされます。確かに地形や土質は影響しますが、現在の豪雨はこれらを遥かに超える量が短時間に降ることが多く、もはや「想定外」のレベルになっています。

だからこそ、「自分の地域は大丈夫」と過信せず、災害対策を怠らないことが重要です。

今後も異常気象による災害は増加が予想されます。私たち一人ひとりが地域の防災意識を高め、備えることが命を守る鍵になります。