消防署で心肺蘇生講習(AED)を受けてわかったこと|いざという時に命を守る技術

1. 講習を受けたきっかけと場所

時間に余裕があったため、ひとりで消防署の心肺蘇生講習に参加しました。以前、ヘルパーの仕事をしていた際に赤十字の派遣講師からAEDの講習を受けた経験はありますが、長期間AEDに触れておらず、いざ使う場面で自信が持てませんでした。そのため、改めて学び直すために受講を決めました。

2. 心肺蘇生(CPR)とAEDの基本知識

講習で特に印象に残ったのは、「恐れずにすぐに心肺蘇生を始めること」が最も重要だという点です。法的な不安や責任を考えすぎず、まずは助けたいという気持ちが命を救うカギになります。また、AEDには大人用と子供用のパッドがありますが、子供用パッドがない場合は大人用を代用して問題ないことを初めて知りました。乳児の場合も同様の対応が推奨されています。逆に子供用パッドを大人に使うのは適していないとのことです。

3. 実際の講習の様子と体験談

今回の講師は消防署の元隊員で、約8名の参加者とともに講習を受けました。参加者はさまざまで、父親を心臓停止で亡くした悔しさから受講した方、看護師を目指す学生、防災士を志す人、企業の義務として参加したサラリーマンなど、多様な背景の人が集まっていました。

4. 講習を受けて変わった意識と備え

心肺蘇生の技術習得だけでなく、SNS時代における救助中のプライバシー保護の重要性にも気づきました。救助者の周囲にいる人がブランケットで覆ったり、撮影を制止したりする配慮が必要です。特に女性の場合、AEDを使用するときに胸が露出することがあるため、細やかな配慮が求められます。

5. 心肺蘇生技術を学ぶ意義と受講のすすめ

誰もが倒れる可能性があり、緊急時に適切に対応できる知識は非常に価値があります。多様な人がこの講習に参加し、命を救うための技術と意識を共有していることを実感しました。これからも多くの人に受講を勧めたいと思います。